一家に一台車がある家庭が多い中、移動手段が車の方が増えています。それと同じペースで街中の渋滞も増えており、朝方や夕方は毎日混み合う道路が多くあります。かといって電車を利用しようにも最寄りの駅が歩いて行ける範囲になかったり、乗った電車がいつも満員で窮屈な思いをすることを考えると敬遠しがちです。
そんな生活に自転車を導入してみませんか。快晴の空の下をすっきり駆け抜けるのは気持ちがいい上に運動不足解消にもなります。渋滞や人ごみに悩まされることもありませんが自転車と言えど道路交通法上は軽車両にあたり、扱いは車に近くなります。
細かいルールがあるので知らずに破ることがないよう気を付けましょう。無灯での運転が禁止されるのはもちろん、傘をさしての運転も違法です。雨の日は合羽やポンチョで凌ぐようにしましょう。歩道を走る際も走っても構わない歩道かを標識で確認した上で走ります。走れない場合は車道の左側を走り、走れる場合でも歩行者に気を付けて歩道の車道に寄った方を走ります。少ないスペースで気軽に止められるのがメリットではありますがどこでも止められるわけではありません。駐輪禁止のスペースがだめなのはもちろん、明確に駐輪場の記載がない場合は止められないのが原則です。駅前など繁華街では24時間100円等で止められるコインパーキング式の駐輪場が増えているのでそちらを利用しましょう。更に気を付けたいのは走行中の事故です。歩行者との接触事故で運悪く相手の方が大きなけがを負うと車の事故に匹敵する事件に発展しかねません。速度を出しすぎないようにし、常に点検をしてから乗ることでブレーキ等のトラブルによる事故を防げます。乗る機会が頻繁にある方は事故に備えて保険に入っておくのも一つの手段です。自転車事故専用の保険もたくさん用意されており、安価で入ることが可能です。またクレジットカードの付帯保険や家の火災保険などに付属している場合もあるので欠けている保険を一度確認してみると二重にかけることを防げます。地域によっては保険の契約を必須としている場所も出てき始めました。クロスバイクやロードバイクになると時速20〜30キロ程度は平気で出てしまいます。車やバイクと同じくらいのスピードが出ていることを自覚し周りには注意を払う必要があります。便利で誰でも手軽に乗れるからこそ気持ちが緩みがちですが決まりを守って気を付けて乗ることが必要です。
兵庫県に住む藤田大(21歳)と申します。趣味はアーチェリーで、我ながら集中力や問題解決能力には長けていると思います。
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